パパの詩

私の父は仕事の都合上週末だけしか家に帰ってこれませんでした。当時は周りの友達のお父さんは毎日家に帰って来るのが普通でしたから 父が大好きな私にとって一週間はとても長い時間でした。 そして土曜日の夜決まった時刻になると 家の玄関が開く と同時に゛ただいま〜 の声 おかえり〜と駆け寄る私と母 父のバックに入った沢山の洗濯物の中からお土産を探す 嬉しくてワクワク(*^o^*) 楽しい時間はすぐに終わってしまい 月曜の朝をむかえます。私はいつもよりずっと早起きしてバス停までお見送り バスが来るまで 会話もなく二人でバスの方を見つめる そしてバスに乗る父 必ず一番後ろに座り見えなくなるまで手を振ってくれる 私も溢れそうな涙をこらえて 手を振る¨ 遠い記憶なのに はっきりと浮かんで来ます。私の出発点でもある パパの詩には父への想いがたくさん詰まっています。 これからも大切に歌い たくさんの方にお届けできればうれしいです。